8. 住宅づくりの流れ その1
住宅を建築する時に多くの人は、建築地が取得されてない場合は、土地をまず探し取得して、展示場やモデルハウス等で気に入った住宅会社を探し建築するのが通常だと思います。
その際に、資金的なことは、多くの方は不動産業の方か住宅会社の方が、ローン申し込みなどをお手伝いして金融機関に申し込んでいると思われます。
その後、建築が始まり、完成後登記申請をして金融機関が抵当権を住宅に設定し資金が貸し出しされます。
この時点で銀行の方が住宅を実際に、見に来ることはまずありません。金融機関は登記された住宅の、大きさや確認申請通りに建築されているかチェックするだけです。
北米では、住宅を建築したり、買ったりする場合、最初に金融機関に行き、資金の限度額を知ります。
その後、住宅を建築しますが金融機関は、建築される住宅のチェックを厳しくします。当然工事中の検査も外部機関に委託しチェックします。
これは、建築される物件が融資金額に見合っている工事をしているかを監理する為です。
皆様が住宅ローンを組むということは、住宅を抵当証券(モーゲージローン)にして、もし何らかの障害により返済できない場合は、住宅を手放せばそれで終わりなのです。そのことにより、後々不足分を請求されるということもありません。もっとも、融資金額に見合った住宅なので、すぐに転売ができるのです。
しかし日本では、中古の住宅は恐ろしいほどの値下がりが起きます。完成した瞬間に20%ダウンするとよく言われます。 北米市場がバブルだからという見方をする方もいますが、しかし、中古住宅の市場は新築住宅の3,5倍の600万戸あります。当然地価の変動はありますが、日本のように中古の住宅が日本のように、二足三文で売られることはありません。
アメリカの不動産ウェブサイトを見ると50年100年住宅がたくさんあります。
無垢材や天然素材で造った住宅は時間が経過しても色褪せません。また、反対に最近の住宅ほど、意外とリーズナブルな金額で販売されています。
なぜかと思ってよく見てみると床材は通常ハードウッドなどの無垢材の記載があるのですが、最近の住宅ほどビニール素材などを使用して造られているのです。
次回は家づくりの流れ その2 施工の基本をお送りします。
職人さんの本音も聞くことができますよ。
2006.11.01 (Wed)